理事長メッセージ
学校法人 綜藝種智院
理事長 樫原 禅澄
学校法人真言宗京都学園は、平安時代の天長五年(八二八年)に弘法大師空海阿闍梨が創立された「綜藝種智院」がその起源です。
教育の機会均等を宣言された私立学校としては日本で最も古い私学であるばかりではなく、世界を見渡してもその類例を見つけることは困難です。
弘法大師は、真言宗を開かれた宗教界における天才であるばかりではなく、書道は三筆と称されるなど、日本の文化に大きな影響を与えたことは広く知られていますが、教育にも深い関心を持っていました。
弘法大師は、この学校の学則に当たる『綜藝種智院式并序』を著わし、その中において、「綜藝」とは、さまざまな学問を学び、「種智」とは、仏の教えを広く世の中に伝えることであるとし、
総合教育、機会均等、給費制という教育の理想を提言されました。
この建学の精神を受け継ぐ本学園は、種智院大学、洛南高等学校、洛南高等学校附属中学校を設置し、常に真理を求め、何時、いかなる時と場所にあっても謙虚に学ぶ姿勢。
人は、互いに生かされて生きているという共生の心、奉仕の精神を堅持し、自分自身の世界観を持ちながら、他人に対しては人間としての尊厳を認める思いやりの心、慈悲の心を堅持することを学ぶ学園。
まさしく、仏教の菩薩のこころを学ぶことのできる学園で、種智院大学においては、「ひと、こころ、いのち」を建学の精神の象徴とし、
洛南高等学校・洛南高等学校附属中学校においては「自己を尊重せよ、真理を探究せよ、社会に献身せよ」を校訓として学生、生徒に提示しています。
私は、学長・校長をはじめとする教職員が一致団結し、各本山、教育振興に協賛する宗派・御寺院・卒業生・学生の保護者の方々のご支援、ご援助をいただき、
教育環境の整備につとめることが理事長としての使命であり、責務であると感じております。
この学園で学ばれる皆さんは、常に大学・高校・中学という環境の中で勉学への強い期待を持ち続けて頂きたいと願います。この勉学を願う心、我々は、「菩提心」と申しますが、
この学ぶ意欲を持続し将来につながる知識と感性を育ててください。
この伝統のある学園で、勉学にいそしみ、またよき友を得るチャンス(機会)を生かして悔いのない青春を謳歌し、実りある生活を満喫して頂きたいと思います。
激変する現代社会を生きる人間として、弘法大師の精神を自身の支えにして、社会の幸福に貢献できる一員となっていただきますよう念じるものです。
(平成23年11月1日 学園名称を 学校法人 綜藝種智院 に変更しました。)

































